焼き物の里といって
焼き物の里といってまず思い浮かぶのが「六古窯」(ろっこよう)ではないでしょうか。六古窯とは瀬戸、美濃、信楽、丹波、備前、伊賀のことで、日本で中世から伝統的に窯元が集まる地域の総称です。もちろんこの他にも有名な土地は全国に数か所あり、これらの地域では陶芸作家が工房を持ち、制作活動を行っています。焼き物の里とは、作家がその土地の土を使用し、制作活動を行う生産地であることが大前提であるといえるでしょう。
焼き物の里は都会からかなり離れた地域にあることが多いので、慌ただしい日常生活を忘れてのんびり過ごすことのできる「癒し」の空間にも感じられ、休みの日などには遠方からも観光に来る人達が増えているようです。
お皿や茶碗など、日頃使う食器でも、シンプルさを求めて手作りのもので揃える人も増えました。どうせ買うなら、街の百貨店よりも、生産している焼き物の里で、多くの種類を眺めながら選ぶ方が楽しいかもしれません。
日本の焼き物の里の歴史
日本の焼き物の里の歴史ですが、元は朝鮮半島から伝来した日用品としての須恵器に始まり、本場中国の影響を受けながら発達してきたものです。桃山時代の茶道の発達と密接に関係してきたこともあり、伝統的な文化のひとつというイメージとなりました。日本では、かつての日用品から茶道に用いる芸術作品のレベルにまで到達したといえるでしょう。飾るだけではなく、実際に使うことを目的とした芸術作品であるということができます。